第10回全日本大学フットサル大会

【順天堂大学ガジル・田中貴也選手(CAP)インタビュー】

順天堂大学ガジルキャプテン 3番・田中貴也選手
順天堂大学ガジルキャプテン 3番・田中貴也選手



【順天堂大学ガジル・田中貴也選手(CAP)インタビュー】

 

大会名:第10回全日本大学フットサル大会

インタビュー日時:2014年8月24日




―全国大会を3位終えて、感想を聞かせてください。―



去年・一昨年と二連覇している中での全国大会で。

グループリーグでも昨年の4強のうち3チームが同じ組にいて、厳しい戦いだったんです。

そのグループリーグを勝ち上がることができて、チームの士気も高かったんですけど。

やっぱり決勝トーナメントというのは特別難しい試合になったと思います。


2対0で前半を終えたときに頭をよぎったのが、関西予選でのオールワンの戦いぶりです。

僕、実は関西大会に行っていて。

神戸大が2対0で勝ち越していたのに、最後オールワンは2点差を追いついて。

PK戦を制して勝ち上がってきたのをこの目で見てきたんです。

やっぱり、2点目・3点目を奪えなくて流れが相手に行ってしまったのが敗因の一つだと思うし、そこはまだまだ自分たちの弱いところだなと思います。



―今年のチームについて、どのように感じていますか?―


去年は北原健治とか尾形裕とか宮澤奈都輝とか、けっこうスーパーな選手がいて。

個人技で打開して得点を奪えた部分があるんですけど、今年はそういう選手が抜けて。

チームとして、どうやって点を取るのかというのが一つ課題になっていて。

ただ、セット間のチームワークという部分では去年のチームよりも良くなっていて、そこが今年のチームの特徴かなと思います。





―チーム作りをするうえで苦労した点はありますか?―


代々、ガジルのキャプテンはフウガでやっていたり、浦安でやっていたりとか。

そういう選手がキャプテンをやっていて。

自分の場合は、そういった社会人チームには入っていなくて。

県リーグのjfcには所属していますが、本当に順大の中だけでやってきて。

僕がキャプテンになってからは、特に新しいことをやるっていうよりは、今までやってきたことを再確認しながらチーム作りをしてきたので。

新しくやったことっていうのはセットプレーくらいで。

戦術とかそういうのは去年・一昨年の先輩たちが残してくれたことを一つ一つ再確認して、チームにおろしてきたっていう感じです。



選手も入れ替わった中のチーム作りは本当に難しかったですね。

千葉県予選が5月くらいに始まって。

その時はチームも全然できていない中でやっていて「本当にこれで大丈夫かな?」っていう感じだったんですけど。

でもみんなが、僕が今までの4年間インカレで感じてきたこととか、そういうものを理解してくれて。

ここ一ヶ月くらいで凄く成長したなと。

一つ一つ試合を終える毎にみんな成長してきて。

それが「全国3位」という結果に繋がったのかなと思います。




―キャプテンとして心掛けてきたことはありますか?―


二連覇を経験して感じてきたこと、どうやったらうまく勝てるチームになるのかっていうのをピップアップしていって。

それを普段の練習から「習慣化しよう!」っていうのをノートを作ってしつこく言ってきて。

このノートが13項目あるんですよ。

これを繰り返し繰り返し言ってきて。

アナログ人間なんで、このノートが僕の「オリジナルiPad」です!


今年のチームは去年までの選手が殆ど抜けてしまったから、二連覇している去年のチームに近づけるようにという願いを込めて。

そうすれば間違いなく強いチームを作れると思ったから。


「このノートが僕のオリジナルiPad!」と話してくれた田中キャプテン
「このノートが僕のオリジナルiPad!」と話してくれた田中キャプテン



―後輩たちに伝えていきたいこと、受け継いでいってもらいたいことは?―



この夏のインカレでOBたちが応援に集まってきて、毎年同窓会みたいで。

卒業して離れてからも応援してあげたくなるようなチームだと思うし。

SNSとかを通して、全国各地のチームからもたくさん応援のメッセージが来たりして。


このチームの伝統っていうのは、全国のみなさんに「良いチームだな!」って言ってもらえる。

それがやっぱりガジルの伝統だなと。


後輩たちには、そういう「伝統あるチームでプレーしているんだ」っていう自覚をしっかり持っていってほしいなという想いがあります。




―ガジルでの4年間を振り返って。―


1年生の時は本当に何も分からなくて。

上の代の(大野)太悟さんとかが凄く上手くて「自分大丈夫かな、やっていけるかな?」っていう不安もあったんです。

でも、このチームでやっていくうちに自分もガジルの一員なんだなっていう自覚と自信が湧いてきて。


もしも緩いプレーなんかをしていたら、後輩からもめっちゃ言われるし。

お互いがお互いを刺激し合って共に成長していけるチームでした。

ガジルでの4年間を振り返って、僕自身も成長できたなって思います。


まさか自分がこうやって全国のピッチに立ってプレーできるなんて思っていなかったですし。

今年は優勝できなかったですけど、去年・一昨年は優勝の瞬間も経験させてもらえて。

たくさん良い思いをさせてもらって、このチームには本当に感謝しています。

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